2012年8月25日土曜日

これは便利...。 ~ナンバーディスプレイ ひかり電話エースプラン~

在宅医療や出張医療をしていると、

当然その言葉からも分かるように、自分のクリニックにいて患者さんを待つのではなく、自分が患者さんの所に出向くことが多くなります。
訪問診療や出張で治療をおこなっている間は当然クリニックには基本的には誰もいません。

もちろん他の患者さんから電話がかかってくる事もあります。この場合、自分が往診に出ているからと言って、患者さんに携帯電話に掛けてもらっていると、日本の携帯電話の通話料金は高いので大変なことになってしまう可能性があります。

結果、かかってきた電話を転送する。という発想に落ち着くのですが、これまでそのためのサービスである 「ボイスワープ」、というサービスは当院でも行っていました。
このボイスワープ。かかってきた電話を指定の電話、つまり携帯電話などに転送してくれますが、誰からかかってきたかまでは教えてくれません。
というのも、ちゃんとそこに別のサービスがあるからなんですねぇ...。(^_^;)
で、そのサービスが「ナンバーディスプレイ」というサービス。


こいつを使えば、どの番号からかかってきたかが、対応の電話機の場合は表示されます。
当然携帯電話に転送し、当該番号が電話帳に登録されていると、その人からかかってきたと表示されます。
これにより、電話を取るまでもなく、患者さんからかかってきたのか、それとも非通知の電話からかかってきたのかが分かるわけです。
患者さんからの場合、緊急性を要する場合もありますので、他の患家で訪問診療を行っていても、出ないといけない場合も出てくるわけです。
但し、なんでもかんでもお気軽に掛けてこないように、事前にどういう状況の場合に連絡するかを決めておく必要がありますが...。


加えて、ひかり電話の場合、『着信お知らせメール』というサービスまでありました。
これは、例えば留守電になっていなくても、電話をならせば全てその状況をメールで数分以内に指定のメールアドレスに送信してくれる、というサービスで、これまた便利です。
こんな感じで表示されます。(今朝の早朝ですね。(^_^;))
自宅でも時々早朝にワン切りがありますが、やはりこういった良く分からない電話は非通知ですねぇ...。(^_^;) いまどきは携帯でも非通知だと友人知人も電話に出てくれませんから、普通の人間なら非通知設定はしていませんので、非通知にしているだけで電話にでない、という選択枝もありますものね..。
ちなみに、それを地で言ったサービスもやっていますね。『ナンバーリクエスト』というそうです。非通知を通知に設定して掛ける様に自動でアナウンスをしてくれるようです。
確かに女性の一人暮らしなどでは重宝しそうなサービスですね。

 
 
ちなみに、これらのサービス自体の設定もスマホを使って出来る設定が結構あり、これまた出先で臨機応変に設定が変更できて便利です。( ̄ー ̄)
 
ひかり電話設定サイト (chromeは接続できないので御注意を。)


ここにアクセスすると、ひかり電話A(エース)の場合、
上記2サービスが設定できるようです。


 
こちらが、『着信お知らせメール』の設定
 
そして、こちらが『ボイスワープ』の設定画面です。
 

2012年8月21日火曜日

また保険料率が上がります…。

今年の5月に上がったばかりなのに、また…。



photo:01

調べてみたら、

2011/10 186 up
2011/05 347 up
2010/11 1441 up
2010/04 365 up
2009/10 59 up
2008/10 347 up

この4年で2745円も上がっています…。


年平均で687円の上昇ですが、個人事業主は事業主負担も同額あるので年平均で1374円、4年で5490円も増えているのは、事業主の立場としてはきついですねぇ…。

他国1国に5兆以上も贈呈したりして、その金使われて、日本の領土を不法占拠する金に使わせる余裕があるのであれば、そう言った金は日本国民に還元すべきで、消費税を上げる前に、社会保障費などに回して欲しいものです…。

Bones ~骨は語る~

何年か前に放送されていたシーズン1をひょんなことから見る機会を得たのですが、これが結構面白い。

毎回、基本的には1話完結のため、見始めるとずっと見ないといけない、ということも無いので、空いた時間で見れるのが良かったです。 調べると結構廉価な価格で各シーズンのDVDが出ていました。Blu-Rayも出ているようです。 シーズン1の最終回は行方不明だったお父さんが生きている、というところで終わってしまったので、シーズン2以降は、1話完結にならないのかも知れませんが、時間があれば、シーズン2以降も見てみたい気がします。

  備忘録がてら。 ボーンズ wiki

2012年8月17日金曜日

バリアアリーの施設 ~夢のみずうみ村~


今朝、出張先で興味深い特集を見ました。


表題の介護施設  夢のみずうみ村


『バリアアリー』でググって見ると、結構出てきます3年前に特集を組んでいるところもあるよう
今朝の紹介では、73歳の脳梗塞後の麻痺の方が、同施設に通うことで、それまでの状況からADLが飛躍的(言いすぎ!?(^_^;))に改善した、という趣旨のものが一部でした。
その方曰。『そこに山があるからのぼる。そこに階段があるからのぼる』
言い回しは別にして、考え方はとてもよいと思いました。もちろん数年前に特集を組まれ、今回も組まれ、その間3年とかの間でも良い結果が出ているからこそ特集も組まれているんでしょうが、そうやってエビデンスが積み重なるとやっているほうは更に自信をもって取り組んでいき、良い方向に進んでいくのでしょうね。

これは、やはり自分の親なんかでも考えますね。
何でもかんでも人に甘えるのではなく、自分でやれることはやる。
その動きや刺激が脳への入力となって、賦活化されるのだと思います。

うちの親を見ていても、3歳も若い親父は足が悪いとはいえ、テレビばかり見て、あまり動かない。
一方お袋は70代半ばが近づいて来ていても、PCでメールや検索をするだけではなく、最近はスマホ(しかもパソコンオタクの私が使っているものを、説明がしやすい、という理由だけで同じものをもたせた...(^_^;))すらも使いこなしている。

これまでに外来でお会いしてきた90代の患者さんにしても、お元気な方は、みな、杖をつきながらでも自分の足で歩き、自分の足で外来にこられます。これは北海道の雪深いところでもそうでした。

人に頼る気持ちを出した所で老化は進む。そんな気がします。

今は人に頼っている人もまずは自分で出来ることは、とにかく少しずつでもやっていくように心がけること。それが大事だと思います。
それを続けることで結構離床が進む場合もあると思います。

まだ、そこまで年齢のいっていない我々の世代は...!?

これからも自分で出来ることは自分でやり、出来るだけ適度な運動を定期的に行う。
大事なことではないでしょうか...。

手先を使うこと、自転車に乗ること、などとてもいいんですよ。( ̄ー ̄)
    

2012年8月13日月曜日

ルビーレーザー症例 0006 SK 照射後 約4ヶ月 その3

  

今日は右側面の下半分残り3個です。

 
    今回もまた照射部が分かるように、
 ・ 照射直後
 ・ 4月1日照射前
 ・ 8月3日照射後 4ヶ月2日
・ 8月3日照射後 4ヶ月2日 に照射部が分かりやすいように○をつけたもの
 
 の順で並べます。
0006 low010006 low020006 low030006 low04
 
   一番下が少し色沈でしょうか。分かる感じですが、概ね良い感じと思います。   ごらんになった皆さんはどう思われるでしょうか。 


2012年8月12日日曜日

ルビーレーザー症例 0006 SK 照射後 約4ヶ月 その2

昨日の症例のもう片方。今日は右側面です。

右側面は縦に広範囲なので上半分3個と下半分3個に分けます。
今日は上半分です。
今回も照射部が分かるように、
・ 照射直後
・ 4月1日照射前
・ 8月3日照射後 4ヶ月2日
・ 8月3日照射後 4ヶ月2日 に照射部が分かりやすいように○をつけたもの
の順で並べます。
 
0006 up01
0006 up020006 up030006 up04

・ 眉毛の部分は綺麗に落ちています。
・ 真ん中は、薄くはなっていますが、色沈のようです。経過観察です。
・ 一番下は、一番濃かった部分のみIWPを認め、薄くなっています。周囲は濃い部分への照射時、反応性に発赤を生じた部位とシミが薄いのでIWPを生じていない部分の混在です。こちらは若干色沈認めます。こちらも経過観察です。

2012年8月11日土曜日

ルビーレーザー症例 0006 SK 照射後 約4ヶ月 その1


久しぶりの投稿です。

4月に照射した患者さんが写真を撮りに来られました。



四国の方なのでこれまでは画像を撮影して送ってもらっていましたが、今回大阪に来られたので撮影をしました。
  今回、カメラは同じ条件なので比較しやすいと思います。
   右と左の両側で照射したので、まずは左側面です。
   照射部が分かるように、
・ 照射直後
・ 4月1日照射前
・ 8月3日照射後 4ヶ月2日
・ 8月3日照射後 4ヶ月2日 に照射部が分かりやすいように○をつけたもの の順で並べます。

00060006 

  口角に1番近いところは若干色沈が見られているようですが、横の2個は概ね良い経過と思われますね。   色沈部はこのまま経過観察ですね。     

2012年8月4日土曜日

オートインジェクターの取り扱い方法 ~ICI (陰茎海綿体注射)~   画像無し版

陰茎海綿体注射で検索しても、ボールペンサイズのインジェクターの写真があるくらいで、なかなかピンと来ない方も多いと思います。


他にネットに出てくる情報と言えば、局所の注射なので、心疾患があっても使用可能、ということなどでしょうか。

診療にいたる流れに関しても、追って記事にしたいと考えていますが、まずは、注射、注射って、実際どんな感じ?ということもあるかと思いますので、先にこちらを作成しました。

ちなみに本記事を参考に、HPにも掲載予定です。(作成されたら下記リンクが有効になる予定です。。)
http://ah-clinic.com/ed-inj.html


さて、説明です。
まず、以前の投稿でも使った写真ですね。
【写真部分】

ネットで検索しても、当院のオートインジェクターは殆ど出てこないと思います。
ネットに出てくるボールペン型との差異を記載しておきます。

◆ インジェクター、注射器共に 『医療機器の承認』を取得しています。
私の聞き及んでいる範囲では、ボールペン型のインジェクターは、医療承認は取得されていません。インジェクターの卸の方から、どうしてもボールペン型が必要であれば、業者さんは紹介頂けるとのお言葉は頂きました。
ただ、万が一でもトラブルが生じた場合、全てのツールが医療機器としての承認を受けているのか、はたまた厚生労働省の認可を受けていないのか。
これは、アラガンのボトックスでも述べていますが、私は患者さんの安全性を優先したいと考えています。

◆ また、サイズ的にはコンパクトな方が目立ちにくくて良さそうにも思えますが、当院のものも形状はペン型であり、かばんなどの中でも収納に関しては、それほど邪魔にはなりません。
そもそも、胸ポケットに刺して持ち歩く性質のものではない、というのが私の考えでもあります。

◆ また、ICIを利用する年齢層を考えると大体50代以上の方が多いと思われますし、場合によっては80代、90代の方も患者さんとして対象になりえます。
自分がその年齢になった場合、小さいペンより、適度に大きさがあった方がいいのでは?と思いました。
 そういう視点に基づいてグリップ感などをチェックすると、なるほど安定しているように思えます。

 注射時には右利きであれば、左で陰茎を持ち、固定し、右手でインジェクターを持って注射するのが一人で行う場合の基本です。

 この場合ボールペンを持って陰茎に押し当てるのと、当院のインジェクターを押し当てるのでは、私には大きい方が安定性があるように思えました。
また、これはパートナーの方に行ってもらう場合でも同様ではないかと思います。

【写真部分】
 針のサイズは29G。 前回書いたように、32G針をお腹に刺しても痛みは全く感じませんでした。このサイズは恐怖感との闘いであり、実際に注射をすると、
痛みを感じない、 もしくは、 液剤注入時に少し感じる?という方が多いようです。
ただ、これだけは、とにかく経験してみるしかないようです。

 全く感じず、『ほんとに入ってる?』と思われる患者さんがいるのも、また事実ではありますが...。
 ちなみに、すいません、私はそう書きつつも、まだ注射薬が不要な事もあり、トライしていませんが...。<(_ _;)>
 これは、仮に私が経験して、私が痛くなかったとしても、『無痛』と思われない患者さんが0になる、ということにはなりませんので、ご理解ご容赦ください。(^_^;)
ただ、患者さんの話を聞かせて頂いていると、自分にも必要になった時でも、結構抵抗無く出来そう、とは思っています...。


 さて、インジェクターをばらしました。

 この中に、下の注射器が入ります。注射器は、BDプラスチパック 29Gです。
添付文書はこちらです。
 30Gもあり、文献上も30Gを使われている先生もいらっしゃるようです。

 ただ、細い分、若干とはいえ注入に要する時間が増える可能性もあり、29Gでも痛みを感じない患者さんもいるレベルの痛みと思われますので、当院では手技の標準である29Gを使用します。

【写真部分】

こちらが注射器のアップです。
【写真部分】

インジェクターを中央で外します。
【写真部分】

向かって左、先端側をひっくり返します。
【写真部分】

そのまま奥まで押し込んでいくと、
【写真部分】

カチッと音がします。
【写真部分】

音がなったら、先端側を外し、注射器を中に入れます。
【写真部分】

そのまま、締めて合体させます。
【写真部分】

これで、準備完了。(右の頭部にロックも付いています。これは実際の時には説明いたします。)
あとはインジェクターを陰茎に押し当て、頭のボタンを押すと、
【写真部分】

このように針が出て、薬液が注入されます。

 薬液は勃起度と持続時間の希望も聞きながらある程度量の増減を行いますが、基本の量では、最もシビアなEDの方で0.6mlです。

 これより少し多めにカウントしても、大体3秒程度でしたので、ボタンを押して注入を開始し、6~7秒保持していれば、ほぼ確実に薬液は注入されていることになります。
 
 勃起は大体数分で開始し、オフィステスト(院内で、問診を参考に投与予定量の2/3程度の量で行います)では5分経過時と10分経過時に陰茎長を測定し、注射前とサイズを比較します。
なんとなくですが、イメージはつかめたでしょうか。

検討の一助になれば幸いです。